杉山朗子先生を偲んで
JLT9期生 鈴木薫
私が初めて杉山先生とお会いしたのは、国際教養大学専門職大学院日本語教育実践領域に入学したばかりの、2016年4月と記憶しております。英語を話さなければならないことや、日本語教育を専門として初めて勉強することなどに対して当時は大変プレッシャーを感じ、毎日緊張しておりました。そんな折先生にご相談に乗っていただき、その温かいお人柄と深い知識に触れ、緊張をだんだんとほぐすことができました。
「秋田で日本語教育の仕事をしたい」という私の将来についての相談にも乗っていただき、具体的な進路や職種などについてご助言を頂きました。
2017年9月に日本語教育実習が始まった際には、私が行った模擬授業に対し、「導入から応用練習にかけて、段階を踏んだ授業を行えていない」、「指示が不明瞭で、何をしたらいいのかが分からなかった」など、課題や問題点を厳しくも丁寧にご指導くださいました。先生の励ましとご助言を支えに、冬期教育実習、そして春期教育実習も乗り越えることができました。杉山先生から賜った多くのご指導に心から感謝しております。
今でも先生の柔らかな笑顔と優しいお姿が忘れられず、どこかでまたお会いできるような気がしてなりません。
先生との早すぎるお別れが残念でなりませんが、今はただご冥福をお祈りしております。杉山先生、ありがとうございました。どうぞ安らかにおやすみ下さい。 合掌
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